わがままに見えてもやらないといけないレッスン

インタビューの撮り直しがあることは聞いていて

また三崎口に行くことには何の異論もなくて

抵抗も無かった。

 

スケジュールの連絡があったとき

わたしはもともと水曜日曜が定休と話しているので

その中で調整をするのだろうと思っていた。

でも、きたのは

月曜日に休みを取れないか、ということだった。

 

言い張るつもりはなかったけど

あるものを隠しておけなかったので

日曜日にインタビューしてもらうことはできないか尋ねてみると

他の人がその人の都合で日曜日に撮るらしい。

 

わたしが調整するの?

休みの申請の締め切り過ぎてるのに?

月曜日はわたししか遅番いないから

休みたいって言うなら締め切り前じゃないと。

今頃そんな自分勝手を言うなんてできないよ。

スケジュールに日曜日含まれてるんだから

日曜日にすればよくない?

いや、むしろそうしてほしい。

 

犠牲。

 

日曜、水曜が休みってわかってて

撮影スケジュールにそれが含まれてるのに

別日の休みをとるって、、、っていうのが出るんだと

正直にのりこさんに伝えた。

 

薄々わかってはいたよ、レッスンだって。

 

やっぱりのりこさんから即答で

 

え?わたしならすぐに、レッスンだなってわかるけど

ときた。

 

わかりますよ。わかりましたよ。

 

「くそーってのがあってね。。。」と打ち明けた。

 

「このあたりのレッスンは、途端にチャンネルが切り替わるよ。

急にパーソンになる」

 

ホントにそうだ。

 

休日の申請の締め切りを過ぎてるのに言い出すとか

要員のいない日なのに休みを言い出すとか

そんな自分勝手をする人になりたくなかったのだ。

仕事もできないのに自分勝手を言う人

わがままなやつ

と思われたくない

と思っていた。

ベットベトのパーソン。

わがままに見えても、相談するっていう

やらなくてはいけないことはやらなくちゃいけない。

剥がれるために。

 

 

ふと、

わがままと思われたとして、どうなのだろ?

よい人に思われたくて、勝手なお願いをしないいい人でいるって、単に使いやすい人になるだけのことだ。

それをうまくこなしたとして

平安なのか?しあわせなのか?という考えがやってきた

自分勝手を言うわがままでダメなやつと

思っているのはわたしで、

これはわたしの妄想だ。

他の誰かが言ってない。

 

わたしがわたしを裁くことから外れたい

何度も祈ってやってきたけど

祈った。

 

次の日、すべてガイドされるだろうと感じながら仕事に向かい、ちょうどいいタイミングで話そうと思っていると

シフト担当の人が、変更の相談にきた。

わたしもあります、と話して

すんなり受け入れてもらえた。

うまくいったかどうか、ではなく

あたたかいものが

自分の中に広がっていったのを感じれて

嬉しかった。