わからなくなってしまった

強くあって母を守り

妹の手を引き

周りのすべてのものたちを守り

支えるのだと

自分の辛さや

泣きたいと思っているなんていう自分を見せたら

みんなが失望してしまうから

みんなが離れていってしまうだろうから

そんなことはしない、したくない、できない

(何様だ?涙)

強くあろう

強くあろう

強くあろう

周りのみんなを失望させないように

強くあろう

強くあろう

 

本当にそう思っていた

どうしてかわからないけど

 

それが善だと本当に信じていた

 

いつのまにかそれが、自分を支えるものになっていて

自分の本当の泣きごとや弱い姿を隠しているかどうかさえわからなくなってたんだと

べろっと何かが剥けて

見えてしまった

 

弱みを見せる方法は皆目わからない。

わからないということをわからないとさえ

これまでは言えなかったなと思う。

 

自分には本当にどうにもならない、と

こんなことを書きながら

悲しさと情けなさと

腹の底からの涙が噴き出ている。