聖霊は完璧

手が痛い。

二人での共同生活の中

嫌いじゃないみたいなので結構せっせと家事をやってしまうと

やはり手は使う。

重ねて仕事でも手をとても使う。

 

結果、指が痛い。

 

休めてあげないといけないのだろうな。

休めてあげようと、こうでもならないと思わない。

 

妹の方が仕事で忙しいし

私は世話になっているし

休んでるだろお前、って話になっちゃう

という思考が真っ当に感じて

普通にせっせと動いてしまう。

いや、猛烈に私は世話になっているものだから

働かなくてはいけない、全部家事はやらなくては

という罪悪感が無意識に稼働していると思う。

 

別に、彼女は家事も慣れているし、上手で(掃除や整理は私の方がうまいかなー)

仕事から帰ってきてからでも

食事の準備も食器を洗うことも厭わない。

 

お前やれよ、という空気を出している、というのは

あくまでも私の勝手な妄想に過ぎない。

その妄想を発動させて彼女と敵対しておこうと

私がほくほくと思っているだけだし

罪悪感を保持しておくことを決断しているだけだなぁと思う。

 

また、実際に、演じてくれることも多い。

彼女が早くて私の方が後に帰る時

食事の支度をしててくれるのだけど

ただいまと玄関に入った途端に

食事を温め始め、テーブルに並べる。

私は直行でテーブルにつくわけではないのだけど。

自分のペースだけで支度をしておいて

私がまるで勝手にモタモタしているかのように

冷めないうちに早く食べなよ

と言う。

いやいや、私だってトイレに行って、着替えて、手を洗ってから

テーブルにつきたいのよ。

その頃合って見ないのかい、お前さん、と思う。

そして、感謝が足りないと思うんだよねと

母にクレームのメールをしてくれちゃっているのを

たまたま通りかかった瞬間着信したiphoneの画面で見てしまう 苦笑

このわざとらしさ。

猛烈な苛立ちや、お前なぁ、とか出るのをひたすら聖霊に渡す。

私が東京に移る必要は

葉山に近くなるためだと思っていたのだけど

暮らす人が妹にスイッチするということも必要だからではないかなと

すごく思っている今日この頃。

やはり聖霊は完璧なのだ。

参りました。感謝です。