清里
そもそも、清里の家で
リトリートのようなことをする案を聞いた時
あぁ、いい、と思ったんだ。
けど。
清里で私はひたすら裏方だった。
運転と掃除。
撮影でマイクは付いても一言も発する機会はなくて
薪をくべる時に熱っとかと言う独り言だけ。
2回目はマイクもつかなかった。
何しに来たんだろうというのがもちろん浮かぶ。
裏方をたった一人でさせられているわけではない。
ただ、それだけだったように知覚してしまっているだけ。
裏方も悪くはない。
でも、私がこの話し方だったらぶった斬られるだろうにとか
寝てていいよとか言われたことないんじゃないかとか
(具合悪くて寝ざる終えなかった時、寝させてもらったけど)
そんな不平不満や怒りがあぶくのようにぶくぶくと出た。
私はスピークアップするのが下手だなと思う。
滞在が短いのと、それどころではないなと勝手に空気を読んで
スピークアップしないでしまった。
そんな中、母や妹が”存在”として感じられた時
それでもここにいることは
自分にとって素晴らしいことだと思った。
何がどうと、うまく言葉に今表現することができないのだけど
清里限定でなく、この7月の1ヶ月というものに
顕在意識ではなく、私の奥の方が
yes!と言ったことをキャッチしてこうして過ごしているのではないかなと
何にも変え難い1ヶ月だったなと思う。