2018.4.15

明日の23時までの人生ならば

言い残していることがある人はいないのか?

という投げかけは

かたーい扉に当たって、ただコンって音を立てただけ、

とは今回はどうもならないらしい。

 

勉強会の最中から浮かんでいた人はいたのだけど、

ふとすっかり忘れていた人を思い出してしまった。

 

その人のことが、若い頃、私はとても好きだった。

それまでの私の乱雑な恋愛相手と全く異なるタイプの男性で

初めは連絡先を聞かれたことが気持ち悪くて嫌だなと思ったくらいだったけど

控えめで面白い人で

なんだか惹かれていってしまった。

でも、

学歴とか、会社名とか、家柄とかというバックボーンを見てしまって

素敵だと思ったからこそだと思うのだけど

それが凄く自分と差があるように思えて

みっともない卑小な自分を全開にすることが怖くて怖くて

思いを打ち明けることができないまま

時々東京に行くと会っていた。(それは嬉しいことだった)

そのうち、どうやら関西の方に遠距離の彼女がいることを

相談めかして打ち明けられて

ショックだったな。。。

始まってもいなかったし、ただ、ご飯を食べに行ったり

メールや電話をする友人に片思いしていただけで。

一度、安比高原に4人でスノーボードに一泊で行ったとき

二人で写真を撮ってもらったのだけど

彼は私を思ってくれていたのではないかなという感じが

希望的観測抜きに感じたのは、いまになってみると

やっぱり聖霊だからかな、と思ったりする。

彼に合う女性になりたくて、彼と出会うまでの攻撃的で自堕落な生き方を

私がやめようと思うようになった、という、人間レベルの人生の転機の人で、

とても感謝していることも、大好きだったことも

伝えないままだったなと思う。

 

 

 

もう一人は勉強会の最中から浮かんでいた人。

 自分に正直になれないのはこちらの方。

もはや、怖くて認められない。

でも、時間を先延ばしし続けることはもうしたくないから

今できる限りの腹割りをする。

 

その人は現在も友人として付かず離れず仲良くしている。

もう10年くらいになるかな。

展示会にお客さんとしてきてくれて、知り合った。

ずっと見守ってくれているように感じている。

聞いてもらったり、話し相手になってくれたり

気分転換に連れ出してくれたり。

また、この仕事をするようになってからずっと

人からは「男前」という言い方をされることが多くて

フェミニンさを捨てているようなところが多いのだけど

彼は、なぜか、

自分は可愛い女性、と見てますよ、

と言ってくれて、とてもくすぐったかった。

強がってしまうことに気づかれている気はしている。

年齢がずっと下なので、

やはり、みっともなさや情けなさを晒したくないし

ダメダメな自分を見せることなんてとてもじゃないけどできないから

付かず離れずがベストだと思っていて

思いを打ち明けるどころか

自分が彼に甘えたい思いを持っているなんてことを

全く認めたくない。

(これを書くことで、ついに認めてしまったわけだけど)

偽りの人間関係だなぁと、これを書いていて思った。

ええかっこ、していたい。

よく思われたい。

実際はひどいから。

と、思っている。

 だから、ずっと話し相手になってくれて、

なんだか支えられてきていて、ありがたく思っている、ということを

伝えてないな、と思う。

 

こういう自分の話自体を、みっともない、かっこ悪い

イケテナイと思っている。

凄く嫌だ。

穴があったら入りたいと思う。

 

誰かのことを溶けるくらい大好きだという思いを

自分が持つようなことは

決してない、ということにしておきたい。恥ずかしいことだから。

 

聖霊、こんなんですが、どうか受け取ってください。