わたしが間違っておりました

少し前、6月か7月に、


『のりこになろうとするのを諦めた』


または、

 

『のりこになることを諦めた』。



どういうわけかわからない。

ただ、


「あー、そりゃ無理だわ。
無理だったし、これからも無いわ」
っていうのがわたしの中の主力となった。


これ以降、わたしの中で

"しあわせの領域"

みたいなものがじわじわと増えている。

 

のりこにはなれないんだって思ったんだ。

でも、なれないって思ったとき

不思議なことにとても安心した。

なにか、自分の役割のようなものが

わかって、スッキリした、みたいな。

 

そして、のりこさんに話してみてハッキリとしたことは

これは、しもべになる覚悟だったんだ、ということ。

のりこ、とは何か、というと

神、のことなんだ、ということも

これまでのような机上の空論ではなく

わたしを貫いた。

 

これ以降、なにかわたしの視界は変わってしまったと思う。

世界が違う。

出来事が良くなった、という意味では無い。

全く関係なく、

なにがどうあっても、しあわせだし、ありがたい。

 

仙台に行ったとき、わたしはこんなにもなにもかも頑張っていたんだなと

少し当時を思い出すことがあって

そんな風に思った。

 

己の力に頼らなくていいのだと

真に知ることは

こんなにもしあわせなのだと

猛烈に感じているし

これまでの勝ちたさ満載の自分の傲慢さを

本当に申し訳ありませんでした、

失礼いたしました

と地面に擦り付けて言いたい気持ちだ。