愛が欲しい
7月のロングリトリートは初めから
毎回、エクスプレッションのたびにガッチリ追い込まれた。
(いや、その時だけじゃなく、終始だったけど)
私は決断について話したのだと思うのだけど
その決断はなんのために決断しているのか
決断が目的ではないでしょう?と突っ込まれ
決断した先に何があるのかと問われた。
決断することばかりにフォーカスしていたから
その先という質問は全くポカンだった。
が、じっとしているとじわじわと見えてくる。
けど、自分ごときがこんなことを口にするのはおこがましいのではないかとか
間違いだろうとか
薄っぺらい感じがするとか
とにかく口にすることを止める思考が矢継ぎ早にやってくる
大丈夫だから言ってごらんとみんなに目で促されて
やっとの思いで口にしたものの
蚊が鳴くより小さい声でのりこさんに聞こえないしマイクも拾わない
「愛」が欲しい
終わらない愛が欲しい
永遠不滅の愛の中に身を委ねたい、投じたい
でも、これを口にするのは(今、これを書くのも)
空恐ろしく感じてしまうけど
撮影後、陽子ちゃんは欲しいものの表現が違っていて
なんか、いいんだ、と思ったことが今も印象に残っている。